■認知症講座&車椅子体験
上鷺宮小学校の5年生を対象に、認知症サポーター養成講座と、車椅子体験講座を行ないました。かみさぎホームにとって、車椅子体験講座は初めて、認知症サポーター養成講座は、小学生向けには初めて取り組みです。 認知症サポーター養成講座は、地域包括支援センターのスタッフが講師となり、認知症とはどういう病気か、事例のビデオを見てどんなふうに感じたかなどのグループワークを行ないました。講座終了後には、全員に受講の証であるオレンジリングをお渡ししました。
車椅子体験講座は、かみさぎホームとしらさぎ桜苑の職員が担当し、車椅子で「段差」「坂道」「悪路」を「押して」「乗って」「漕いで」という体験を、学校の敷地内の屋外で行ないました。子どもたちからは、「認知症になった人だけでなく、その周りの人もとても困っている」「やさしくすることが大切なんだと分かった」や、「車椅子は座っているだけで楽に思っていたけど、本当は大変なんだと分かった」「段差や坂道が怖かった」などの感想が聞かれました。また、「車椅子やお年寄りで困っている人がいたら声を掛けてあげたい」「認知症や車椅子の方にとって良い環境にしたい」「やさしく接したい」といった声も聞かれました。職員にとっても、子どもたちの新鮮な反応に感銘を受け、新たな刺激をもらえる貴重な時間となりました。次年度以降も継続して行っていきたいと考えています。 
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